ロンロンの日記

スポーツ、アニメ、ゲーム、小説が好きです。

小説のお話

私が小説にハマったのは中学3年生の頃です。なぜハマったのかというと、受験勉強の時期に勉強するのが飽きてしまって、たまたま手に取った小説を読んだのが、私と小説との出会いの始まりでした。

その小説というのが「三日間の幸福」という作品でした。その作品を見た時私ははじめて本を読んで涙を流しました。

私は元々本を読むのが全く得意ではなく、むしろ読書は苦手なタイプの人間でした。本を読もうとしても、5ページぐらいで飽きてしまう、下手をしたら2ページでも飽きてしまう人間でした。しかし、その本を読み始めると、時間が過ぎるのも忘れて、夢中になって本当文字を追っていました。

この作品は人生に嫌気がさした主人公が、自分の寿命を買い取ってもらう、その値段の方は売る人本人の人生の価値、つまり地球上でどのくらいの影響力があるかによって変わってくるのですが、この主人公は一年につき一万円で寿命を売ります。私は本を読んでる時など、アニメを見ている時、私ならどうするんだろうとか、私ならどうなるんだろうとか考えたりしてしまいます。私はそこも小説やアニメを楽しむ秘訣なのかなぁと思っています。

この物語の主人公は自分の人生に価値なんてない、何もかもが嫌だというようになっていました。しかし、監視役の女性と出会って、主人公はこの人のために生きることこそが幸せだと気づく頃にはもう時間は残されていませんでした。そしてこの物語の終わりには最後の素晴らしいどんでん返しが待っています。この三日間の幸福とはこういうことなのかと納得させられます。本当に私は一番最初に出会った小説がこの「三日間の幸福」という小説で良かったと心の底から思っています。

私は本を読むことによって自分の中の価値観が主観的だけでなく、客観的に見れるようになれるような気がします。現実でも、私はこう考えているけど、彼は、彼女はこう考えているんだなとか考えが深くなります。本は本当に人の人生を変えてくれるものだとこの本を読んでから思うようになりました。私はスポーツが好きなのですが、休み時間は毎回外にサッカーしに行ったりバスケしに行ったりしていたのですが、雨の日などは時々教室で静かに読書する機会も増えてきました。本は夢中になり過ぎていると時間があっという間に過ぎていってしまいます。なので皆様には、時間には気をつけて読んで頂けたらいいなぁと思って紹介いたしました。是非皆様も読んでみてください。